年中嫌な臭いがするあのワキガはウイルスのように近くにいると自分もうつってしまうのではないか?と疑問に思っている方が中にはいると思います。結論を言うと、ワキガの人の側にいたからと言ってうつることはありえません。といいますのもワキガとはアポクリン汗腺が発達している人にのみ起こる症状です。アポクリン汗腺から出る汗が人の体の常在菌によって分解されることによってアンモニアなどに変化し臭いを発します。つまり言い換えればこのアポクリン汗腺が無ければワキガになることはありません。このアポクリン汗腺が発達しているかどうかは生まれ持った遺伝子が関係しており、ワキガの人の近くにいたからと言ってアポクリン汗腺が突然発達しだすということはありません。ただ、遺伝子が関係しているため親子間でワキガが遺伝することはあります。アポクリン汗腺の数が多い人の遺伝子を受け継いだ子供は、アポクリン汗腺の数が多くなり結果的に症状が出ることが多いです。両親ともにワキガの場合は約8割の確率で子供もなると言われており、どちらかの親がそうである場合は約5割の確率でなると言われているため、他の方より高確率で症状が出る可能性が高いと言えます。そのため、遺伝子間でうつるということはありますが、ウイルスのように近くにいたからといってうつることは無いです。また、アポクリン汗腺は思春期頃に活動が活発になるため幼少期に判断するのは難しく、症状が出てから対策をとることしか出来ません。